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あらめとおあげのたいたん

あらめとおあげのたいたん(B)
東日本の方には少し馴染みが薄いかも知れませんが、関西で古くから食べられている食材「あらめ」を使って「あらめとおあげのたいたん」を作りました。

「あらめ」はコンブ科の海藻で「ひじき」に似ています。わかめ(若布)に対して、肉厚で荒い感じがするところから「あらめ」名付けられたようですね。京都(関西)を代表する「おばんざい」のご紹介です。

【材料(4人分)】
・あらめ(乾燥) 20g
・おあげ(油揚げ) 1枚
・胡麻油 小さじ2
・お出汁 200㏄
・薄口醤油 大さじ1.5
・酒 大さじ2
・砂糖 大さじ1.5

【作り方】
1. あらめは水でもどし,水を何度も替えながらよく洗って食べやすい大きさに切ります。
2.おあげ(油揚げ)は油抜きし、短冊に切ります。
3.鍋に胡麻油を熱し、あらめをさっと炒めます。
4.お出汁、薄口醤油、砂糖加え、おあげも加えて汁けがなくなるまで煮ます。


さて、今日は八日ですね。八日にちなんで「京の食の決まりもん」ついて、少し京都情報もご案内させていただきます。妻も母と祖母からよく聞かされていた話とのこと。

京都の商家を中心に、月のうちの「何の日に何を食べる」というお決まりが定着していました。これは身体に必要な栄養素を、安価な食品で定期的に摂取するだけでなく,今日は何日かを再確認し,気持ちを引き締め,生活にメリハリをつける役割もあったそうです。

1日と15日⇒小豆のごはん(うるち米に小豆を入れて炊きます。皆がまめ(豆)に暮らせるように、との願いから)、他には「にしんの昆布巻き」「えび芋とぼうだらのたいたん」

8日と18日と28日(八のつく日)⇒あらめとおあげのたいたん(末広がりの八の日に芽(め)がでるように、と願う気持ちから)。

30日(際日・月末)⇒おから(おからは京都では炊くとは言わず、煎るというため、「日銭が入(煎)る」にかけ、うまく集金できますように、との験かつぎから)。


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コメント

ばぁちゃ

おはよう御座います。あらめですか・・・又懐かしい!!!祖母がよく作ってました。京都の習慣もすごいですねぇ
私は奈良のほうででしたが、やはり商売人でしたから「今日は○日だから○○にしょう」と言っててた事を思い出しました。そう言う意味が有ったのですね。ひじきは良く見かけますが、あらめはこの頃見かけません。探してみます。

ばあちゃさん

あらめとおあげのたいたん
ばあちゃさん、おはようございます。
コメントありがとうございました。

「あらめ」は関西では伊勢産が多いので、奈良、京都では昔から食べられていたようです。
奈良も京都と同じ「決まりもん」がきっと残っていると思います♪

首都圏ではスーパーで「あらめ」を見かけることがありません。「ひじき」しか売ってないのです。
専門店に行くか、京都に帰省した際に買っています。

ぜひ探してみて下さいね。「あらめ」美味しいです。
syu♪
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