
西日本では「てっぱい」、東日本では「ぬた」と呼ばれる「酢味噌和え」にねりからしを加えた和え物のご紹介です。今回の具材はたこ、お揚げ(油揚げ)、青ねぎの三品です。たこの歯ざわり、香ばしいカリッとしたお揚げ、ゆでて甘みを増した青ねぎとからし酢味噌は相性抜群です。酢と味噌とからしのバランスがほど良く合わさり、しっかりした味わいが楽しめますよ~♪
【材料(二人分)】
・たこの足1~2本 ・お揚げ(油揚げ)2/3枚 ・青ねぎ(またはわけぎ)適量

<からし酢味噌 調味料>
・白味噌(または合わせ味噌)大さじ3 ・砂糖大さじ1 ・酢大さじ2
・練りからし小さじ1
【作り方】
1.鍋に<からし酢味噌和え 調味料>を全部入れます。

2.弱火で調味料を良く混ぜ、混ぜ終えたら火を止め、粗熱を取ります。
3.お揚げ(油揚げ)はフライパンで両面に焼き色を付け、拍子切りにします。

4.青ねぎ(またはわけぎ)を熱湯でさっとゆでてザルに上げます。粗熱が
取れたら食べやすい長さに切ります。
5.ボウルに食べやすい大きさに切ったたこ、青ねぎ(わけぎ)、お揚げを入れます。

6.からし酢味噌を加えて和えます。
器に盛り付けて出来上がりです。
今回のからし酢味噌は加熱して作りましたが、混ぜやすくすることと、酢を少しまろやかにするために加熱しています。加熱せず、調味料を混ぜ合わせてもOKです。

たこ、お揚げ、青ねぎのからし酢味噌和えが出来上がりました~。からしの風味をきかせた酢味噌と具材の美味しさがたまりません~。つんとくるからし酢味噌和えは美味しさがあとをひく料理です~♪

てっぱいの由来ですが、細ねぎと寒鮒(かんぶな)を白みそで和えた香川県の郷土料理が「てっぱい」です。香川県では鮒のことを「鉄砲」と呼んでいたことから「鉄砲和え」と名付けられ、後に「てっぱい」となったそうで西日本で広く呼ばれているようです。
副菜の一品目は「ピーマンとにんじんのきんぴら」です。

【材料(二人分)】
・ピーマン3個 ・にんじん4cm ・白煎り胡麻適量
<ピーマンとにんじんのきんぴら お出汁と調味料>
・お出汁大さじ1 ・酒大さじ1 ・砂糖大さじ1 ・薄口醤油大さじ1/2
【作り方】
1.ピーマンとにんじんは食べやすい幅の細切りにします。
2.鍋に胡麻油を熱し、ピーマンとにんじんを炒めます。しんなりしてきたら、
<きんぴら お出汁と調味料>、白煎り胡麻を加え、汁気がなくなるまで
炒め煮にします。火を止め、器に盛り付けて出来上がりです。

ピーマンとにんじんだけのシンプルなきんぴらが出来上がりました~。さっぱりした味わいがおすすめです~。お出汁の代わりに水大さじ1、顆粒(粉末)のお出汁でも美味しく作れます。お酒の肴、お弁当のおかずにもぴったりの一品です~♪
主菜は「里芋とボイルイカの煮物」です。

ねっとりした食感が美味しい里芋、下ごしらえが不要のボイルイカを使って煮物を作りました。里芋を柔らかくなるまで煮て、あとはボイルを加えてさっと煮るだけのカンタン料理です。里芋の素朴な味わい、さっぱりしたイカのうま味は相性抜群、優しい味わいが楽しめます。忙しくて時間のないときはボイルイカを使って、時短で和の定番料理を味わって下さいね~♪
【材料(二人分)】
・里芋6~8個位 ・ボイルイカ150g位 ・お好みで型抜きにんじん、きぬさや

<里芋とボイルイカの煮物 お出汁と調味料>
・お出汁300㏄ ・酒大さじ1 ・みりん大さじ1と1/2 ・薄口醤油大さじ1
・塩ほんの少々
【下準備】
1.里芋は厚めに皮をむき、食べやすい大きさに切って塩適量をふって揉み、軽く
水洗いします。鍋に熱湯を沸かして里芋を入れ、中火で10分位、楊枝がすっと
通る位までの柔らかさにゆでます。柔らかくなったら冷水に取り、よく洗います。
2.お好みで型抜きにんじん、きぬさやを下ゆでしておきます。
【作り方】
1.鍋に<里芋とボイルイカの煮物 お出汁と調味料>を入れて火にかけ、煮立て
ば【下準備】1の里芋を入れて弱火で煮ます。

2.里芋が柔らかくなり、調味料の味がしみたらボイルイカを加えてさっと煮ます。
火を止め器に盛り付け、お好みでにんじん、きぬさやを添えて出来上がりです。
ボイルイカを煮過ぎると固くなるので気をつけて下さいね。

柔らかくねっとりした食感に煮上がった里芋にお出汁と調味料がしっかりしみています。生のイカのようにうま味はしみませんが、時短で和のほっこりした煮物を味わうことが出来ます。調理時間のあるとき、ないときを使い分けて召し上がって下さいね~♪
本日も最後まで読んで下さいまして、ありがとうございました~♪

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